静かなる樹木葬

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徐々に定着しつつある樹木葬。

しかし、まだまだ聞き慣れないという方も多いのではないでしょうか。

樹木葬とは、墓石を建立せずに樹木や花を植える埋葬スタイルのことで、セレモニー(儀式)として樹木類を活用するということではありません。

樹木葬について、樹木を使用したお葬式だと勘違いしている方もたまにいらっしゃいますが、あくまで埋葬様式を指します。

しかし、埋葬スタイルだからといっても、埋葬だけ樹木葬にするというだけではなく、葬儀自体も無宗教葬を営んだりするケースと合わせて行われることが多い様です。

中には樹木の種類を桜の木に限定している霊園もあったりと、葬儀自体を大胆にプロデュースする意識の強い方に好まれているようです。

こう言ってしまうと、変わり者のお葬式の様に聞こえてしまうかもしれませんが、実は樹木葬を選ぶ方は【承継者不要でも購入できる】という利点に魅力を感じているようです。

我が国のお墓の特徴は、継承者がいなければ購入できない場合があります。

日本では、家族で一つのお墓を共有するスタイルが昔からの定番ですので、これはどうしようもないことではあります。

しかしながら近年の核家族化や加速度的な少子化、単身者の増加、兄弟や親戚、近隣住民間等々の人間関係の縮小により、お墓を継承してくれる身内が居ない人が増えているのが事状です。

そういった人々のニーズに対応しうる選択肢のひとつとして開発されたのが「樹木葬」というわけです。

何といっても最大のメリットは「墓石建立の費用が一切不要」ということでしょうか。

よって当然のことながら、樹木葬専用の霊園には見慣れた墓石は見当たりません。

そこには樹木が、ただ整然と植えられているのみです。

もちろん、その樹木は大きく成長しますので、若干のメンテナンスは必要になるでしょう。

そして長い年月を経て、その霊園は森になっていくというわけです。

今後、樹木葬の需要は徐々に増えていきそうな気配です。

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2014年5月29日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:お墓や墓地のこと

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