蝋梅 (ろうばい)

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蝋梅 (ろうばい)は花の最も少ない時期に花をつけます。

まるで〝冬〟という〝夜の季節〟の小さな灯りの様な植物です。

そんな蝋梅は、厳寒の冬の植物ですが、春を一番に知らせてくれる花とも言えるのではないでしょうか。

蝋梅 (ろうばい)はお正月の時期から咲きはじめます。

開花時期は3月位までです。

素心蝋梅(そしんろうばい)は比較的よくみられる蝋梅 ですが、これは花の外側も内側も黄色いのが特徴です。

他の蝋梅 は内側が赤のが特徴です。

花びらは、半透明で蝋細工のようでもあり、その特徴から蝋梅 (ろうばい)と名付けられたと言われています。

花は可憐で繊細。半透明の花びらはとてもキレイで近づいてながめていても飽きることがありません。

この花は香りがとても良く、英名はウインター・スゥイート。

寒い冬に甘くて芳ばしい香りを放つことに由来して名付けられてそうです。

日本にこの花がもたらされたのは、江戸時代。

原産国は中国です。

2から4mの落葉低木で、葉は花が付く前に落葉しますが、花の咲き始めのころにはまだ木に残っていて、だんだん落葉することもあるようです。

冬のひっそりと静まりかえった庭の片隅で、枝にそっと花をつける蝋梅 (ろうばい)。

冬の庭に春の灯りを灯す様に咲く蝋細工の様な花の花言葉は「先導」「先見」「慈愛」 「優しい心」だそうです。

もし蝋梅 (ろうばい)を初めて知ったという方がいらっしゃいましたら、一度探してみて下さい。

とても良い香りであなたを迎えてくれることでしょう。

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2014年3月2日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:樹木と草花

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