国際結婚の夫婦のお墓問題

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近年、国際結婚も珍しい話ではなくなりました。

どんな田舎に行っても妻や夫が外国人というご家庭がたくさんあります。

一般的に国際結婚ですが、国際結婚とひとくくりにはできない様々な事情がある場合があります。

まずは外国人の配偶者が日本国籍を取得している場合とそうで無い場合があります。

他には国によって宗教の違いがあり、信仰している宗教が別々の場合がよくあります。

このような場合の国際結婚カップルが同じお墓に入ることは可能なのでしょうか?

日本では、日本国籍を持たない人が日本で亡くなった場合でも、市町村役場で死亡届や火葬許可申請など所定の手続きをすれば、墓地に埋葬することができます。

ということなどで、墓地において国籍を問われることはないということです。

しかし、注意しなければならないのは、墓地によっては「埋葬者は日本人であること」などの条件を提示している場所もあります。

これは戦前の旧体制の名残だと思われます。

法律的には問題はないのですが、墓地を買う場合には充分注意する必要があります。

これらの条件を提示されない場合では外国人でも墓地を購入することができます。

「登録原票記載事項証明書」の提示など日本人の場合と少し異なる手続きが必要になります。

しかし、お墓を購入する場合に問題になるのが、宗教の違いです。伴侶が外国人である場合は大抵宗教が違うものです。

例えば、妻がキリスト教などの場合は、基本的に夫の方が宗教や宗派の不問とされる墓地を購入すれば問題はありません。

それから、日本では埋葬方法が大抵火葬ですが、外国では土葬の習慣の国が多く存在します。

一昔前までは、ヨーロッパの人などは火葬と聞いただけで恐れをなしたものです。

しかし現在では外国にも火葬文化が定着しつつあるので、その辺の所は生前からよく話し合っておく必要があります。

もしどうしても土葬を望む場合は、外国で土葬してもらうしか方法はありません。

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