仏具の色々

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仏壇には、ご本尊と位牌の他にも様々な仏具が添えられています。

その内容を細かく見てみましょう。

●香炉
香炉は線香や抹香をたくための炉です。

お香は、ご本尊やご先祖にその香りをお供えするというものです。

また、手を合わせる私たちの浄化になるとも考えられています。

●ロウソク立て
仏壇にロウソクは欠かせません。

仏教ではロウソクは知恵を意味すると言われています。

ロウソクを立てることによって仏様が愚かな私たちを導いてくれるとされています。

●花立て
言うまでもなく、ご本尊やご先祖に花をお供えする道具です。

●仏飯器
ご本尊、ご先祖様にご飯をお供えするための器です。

炊きあがったご飯を、家の人が食べる前にお供えするご飯を仏飯といいます。

できることならば、忙しい現代においても毎朝仏飯とお水をお供えしたいものです。

●茶湯器
お水やお茶をお供えするための器です。

●高杯
御菓子や果物をお供えするための器です。

●りん
りんをたたくことによって、祈りがあの世の世界まで届くようにと、ならす仏具です。

お経をあげる時にもこのりんを鳴らします。

りんをたたく時は、内側を棒で軽くたたくことが作法です。

●吊り灯籠
仏壇の照明です。現在ではほとんどが電球ですが、昔は油を使用していました。

●経机
お経を読む時に使用する机です。

●霊具膳
仏壇に捧げるための小型のお膳です。

●線香差し
使用する前の線香をたてておく為のものです。

●ロウソク消し
ロウソクを息を吹きかけてけすことは、ご本尊とご先祖に対して失礼であるので、ロウソクに直接かぶせて火を消す道具です。



池上本門寺 花峰 – なにわ香炉灰

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2012年6月3日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:仏壇と仏具

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