仏飯器

無事にお彼岸も過ぎ、初夏のような陽気が続いてお山の桜もほぼ満開となりました。

さて先日、菩提寺の祝い事があって、そのお礼に真鍮製の「仏飯器3つセット」でいただきました。

筆者は半世紀以上生きているのですが、真鍮製の仏飯器を見るのも触るのも初めてでした。

いつもは瀬戸物の仏飯器を使用しているからです。

壊れたら買い求めるか、年末年始に買い替えるか。

器の模様がまだきれいなうちに交換するようにしています。

けれど、お茶や水を入れるお茶碗は、お墓参りの時に持って行きますが、仏飯器は壊れていなくても、もう使いようがなにも浮かばなくって、申し訳ない、今までよく働いてくださいましたと思いながら不燃ごみに出すしかないのです。

しかし、菩提寺から真鍮製のものを頂いたということは、「これでご飯をあげてくださいよ」ということです。

そこでいろいろ調べると、菩提寺という宗派が3つご飯をあげなさい「御本尊様、ご先祖様、知ってる亡くなった身内」と分類したわけではなくって、そのうち家で作法が違うのですね。

人が亡くなった時に、箸を真ん中に刺した一膳めしがあるように、一つだけしか上げない(食事の時におかわりをしないと、仏様でないんだから、おかわりしなさいと言われるがごとくです)家があったり、お対で2つだったり、3つだったり。

思いつくだけの亡くなった人の分全部をお盆にいっぱいあげているお宅もあるとのことです。

それは、宗派や地方など関係なくて、その家々で取り決めた方式です。

新仏が出て、新しく仏壇を持った家で、その家なりの風習を伝える古老がいない場合は、菩提寺だったり、葬儀の時にお世話になった葬儀屋さん仏具屋さん、または、近所の方々の指図でその家のお仏壇のご飯の数は決まるということです。

まずは、疑問に思ったら、菩提寺に尋ねるといいかと思われます。

真鍮製の仏飯器は落としても割れません。

大切に使えば一生ものです。

でも、あげる、洗う、簡単に拭く、またあげるのローテションでは、痛みが激しくでます。

それは信心の心と同じです。

真鍮に錆を発生させないように、毎日、1週間置きでもいいですかね。乾いた清潔な布巾できちんと磨き上げることが肝心かと思われます。

そうして、その家の真鍮の色にしていくのです。

我が家の香炉やお線香立て、使用済みマッチ入れ、そして花瓶まで全部真鍮なのに、なんで仏飯器が瀬戸物だったんでしょう。

次回お寺の方丈さんとお話する機会があったら、お尋ねしてみようと思います。

いただいた、真鍮の仏飯器は、祖母の祥月命日から使おうと思っています。



池上本門寺 花峰 – 仏飯器 黒色

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2018年3月28日 | コメントは受け付けていません。 |

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