荘厳な香りが部屋中に広がるお線香「福運 白檀」

今回ご紹介するのは、株式会社大発さんのお線香「福運 白檀」です。

名前からしても福々しく幸せが漂ってきそうなお線香ですね。

大発さんは、淡路島に会社の基盤を置いています。

淡路島は昔からお線香づくりの土地に適していることで有名で、今でも全国70%のお線香は淡路島で作られています。

※実は阪神淡路大震災の際、全国的にお線香やそれに付随する仏具が全国的に不足しました。

創業は昭和11年と現代史の歴史的には新しいと思われる会社ですが、会社組織になったのがその時期というだけで、創業者は大正時代からいろんなお線香の会社の開発者としてひっぱりだこの技術者でした。

社訓は「良品は声なくして客を呼ぶ」だそうです。

どんな宣伝も、いい商品を作っていなければなにもなりません。

宣伝費を開発費に回して、ただただ良いものを作り続けていくことは、簡単なようでいて、実際はとても難しいことです。

大発さんはある意味チャレンジャーですから、西洋の香水をメロディーに、東洋の香水をリズムに、その二つが奏でるすばらしいハーモニーをモットーにお香を生産しています。

フランスの老舗香水メーカーとの提携により、お線香になっても違和感のない香りがブレンドされています。

フランスでは、香水(お香)を焚くこと自体「お金をドブに捨てるようなことだ」と言われています。

が、東洋の、さらに小さな島国の日本のお香に対する探究心にフランス人も協力をせざるを得なくなったのです。

これは、大発さんの製品に対するひたむきな熱意ゆえです。

さて。

「福運 白檀」は、他の香りの材料を一切使わず、厳選した白檀のみを練り上げた純粋白檀線香です。

白檀のみで作られている他社製品には見られない、珍しいタイプのお線香です。

白檀だけとなれば、ある意味ユニークな試みですが、根強いユーザーさんも多いです。

香りのイメージとしては、古くからのお寺の本堂に一歩足を入れた瞬間のような、とても荘厳な香りが部屋中に広がります。

または、京都土産の扇子を広げた瞬間のあの香り、を思い出していただけるとよいでしょう。

仏様には、静かに静かに、感謝と祈りを捧げることが出来るお線香なのでは、と思います。



池上本門寺 花峰 – 福運白檀 中バラ

この記事を読んだ方は以下の記事も読んでいます: