はちみつ

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筆者が子供の頃、はちみつは特別なものでした。

当時のテレビから流れてくる、熊のプーさんがなめているはちみつ壷もアニメの世界のものでした。

また、ホットケーキに美味しそうに流れてるシロップも、はちみつなんだろうけど、一生食べられないかもしれないなってくらい憧れの食べ物でした。

今でも、はちみつは高価です。

もちろん安価なものもあります。

でもそれは、ちょっとだけしかはちみつが入っていない水飴だったりします。

さて、はちみつが、なぜ高価になったのでしょうか。

それは、純日本産のはちみつは、養蜂家のみなさんが、全国の花が咲く時期に合わせてミツバチと旅をしながら収穫するという、とても手間の掛かる作業ゆえなのです。

くわえて、どんな花でもいいというわけではなく、アカシヤとかオレンジ(みかん)とか、その1種類だけの花を求めて旅をするのです。

そして、そのハチミツの中でも「橡(とち)の木」のはちみつが一番美味しいといわれています。

私も大人になってから、はじめて橡の密を食べたとき、あまりのおいしさに感動したことを覚えています。

まざりっけなしの1つの花だけでできたハチミツを、純粋ハチミツと呼びます。

労力と情熱がつまっている純粋ハチミツ。

純粋ハチミツは、日本産ゆえにお値段も高く、私たちも安易に一度に多く食べないで特別な時にいただくのが、ハチミツではないかと思うのです。

当本門寺・花峰にて販売しているのは、「はちみつ桜ジャム」です。

砂糖は一切使っていません。

ハチミツの甘さだけです。

ジャムですから、パンにつけたり、ヨーグルトソースもいいかもしれません。

古来より日本には、喜びごとの時に「桜湯」を飲む風習があります。

このジャムには、桜の花びらが入っています。

あなたがうれしいことがあった日などは、このジャムを、紅茶にとかして「桜茶」はいかがでしょう。

きっとその喜びが、仏様からのご褒美に思えてくるはずです。

※残念ながら、はちみつには、アレルギーがあります。
比較的反応が遅く出ます。
朝食べて、夜に異変が起こるなどです。
歯の知覚過敏でアレルギーがわかるときもあります。



池上本門寺 花峰 – はちみつ桜ジャム

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