たくあん

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たくあんは『沢庵漬け』とも書くように、臨済宗の僧、沢庵が考案した漬け物から取られたというお話が有名です。

元々は名前がなかったのですが、徳川家光公がこの漬け物をいたく気に入り『名前がないのであれば、沢庵漬けと呼ぶべし』と言ったからなんだそう。

でも、諸説ありまして、沢庵和尚のお墓の形が切り口に似てるから呼ばれることになったとか、「まじりけのないもの』という意味の「じゃくあん漬け」からとも、冬に備えて漬け込むから「貯え漬け」から転じたものとも言われます。

そもそもは、干した大根(しわしわの沢庵漬け)やとれたての大根(ぱりっとした口当たりの沢庵漬け)を、段々にしてその合間に、塩を混ぜた糠を入れて、最後に重石をかけて漬けました。

とてもシンプルな漬け方です。

それが長い年月の間に、昆布を入れたり(ダシが出る)、干したみかんや柿の皮を入れたり(甘味が出る)、唐辛子を入れたり、その地方地域の漬け方、味になってきました。

大根は、一年の季節の中で一番最後に、大量に収穫出来る野菜です。

昔は、魚や肉もそんなに頻繁には食べられなかったですし、煮物も冬場は材料になる野菜が取れません。

ですから、沢庵は一枚で多くのご飯が食べられます。

塩っけのあるものがあれば、ご飯は食べられるといいますか、貧しい町民でも『ごちそう』には違いなかったのです。

沢庵は、夏場にはそんなに食べられません。

なぜなら、夏はキュウリの浅漬けが、汗で塩分が流れてる季節に向いていたのです?そのまま古漬けにして、冬場、沢庵に飽きた時にも食べられます。

沢庵は、名前がつく前から、庶民にとってなくてはならないおかずだったのです。

さて。

当店、本門寺 花峰では、参拝土産品として「本門寺たくあん」という沢庵を販売しています。

白首大根を完全に乳酸発酵させて、独自の本醸造醤油で二度漬けさせた、大変手間をかけたお漬け物です。

独特の沢庵臭がないので、お弁当にも入れられます。

お酒のお供、お茶うけにもおすすめできる逸品です。

沢庵には日々変化する味や歯ごたえがあります。

どれ1つとっても同じものはありません。

それは、大げさかもしれませんが、私たちの人生に同じものがないように、仏道は、きっとそれを教えてくれているのだと思います。



池上本門寺 花峰 – 本門寺たくあん

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2016年9月13日 | コメントは受け付けていません。 |

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