献杯の挨拶

kenpai001

法事や葬儀の後に参列者や親族で会食の場が設けられることがあります。

その際に行われるのが「乾杯」ではなく「献杯」です。

献杯は、故人に向けて敬意を示すものです。

一般的には喪主の挨拶の後に、参列者のなかから選ばれた方が献杯の音頭をとります。

結婚式のように、親族の中で一番年配の方がする、などといった決まりは特になく故人と生前親しかった方が年齢に関係なく担当することもあります。

葬儀は結婚式のように前もって準備をしているわけではないので、急遽その場で依頼されることもあるかもしれません。

そんな時のために、注意するべきポイントは事前にぜひ抑えておきましょう。

精進落としなどの会食の場では、献杯が行われるまでは食事に手をつけてはいなけないというマナーがあるために献杯のタイミングは皆が席についてから食事の前ということになります。

献杯を行う際に注意したいことはいくつかありますが、そのタイミングでも分かるように食事に前ですのであまりに長くなりすぎないようにしましょう。

御めでたい席ではありませんので、乾杯のような掛け声をしたり杯を合わせたり拍手をしたりといったことはしないようにして下さい。

単に杯を交わす前の挨拶というものにはせずに、故人を偲ぶ気持ちも伝わるような言葉選びをするようにしましょう。

長くなりすぎず、しかしお悔やみの言葉を盛り込むようにということも同時に気をつけなければいけませんので経験のない方が急遽依頼されるようなことがあれば、なかなかに難しいものです。

そのような時に慌てないように、献杯の挨拶例文にいくつか目を通しておくのも良いかもしれません。

この記事を読んだ方は以下の記事も読んでいます:

    お酒の席で必ず行われる「乾杯!」は、正式なパーティーから、結婚式、忘年会、飲み会の席等で開会の宣言のように行われます。…

    最近では喪中の知らせを早い段階で知らせる葉書が送られてくることが多い様です。 一昔前までは寒中見舞いに「喪中のため年始…

    さて、2017年初の商品案内は、梅栄堂さんのお線香『残香飛 レギュラー』です。 本来、『残香飛(ざんこうひ)』とは、梅…

    先日こんな話を聞きました。 ある方のお父様がご病気で、高額医療を伴う治療をしましたが、結局寝たきりとなってしまい、とうと…

    献花とは、葬儀の際にお花を供えることをいいます。 神前・霊前にお花を供えることも、同じく献花ともいいます。 仏式の葬儀…

タグ

2015年5月12日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:ご供養について

このページの先頭へ