生前葬

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生前葬とは、通常の葬儀とは違い自分が生きているうちに自分の葬儀を行うことを言います。

自由に行うものなので、静かな雰囲気ではなくお別れ会といった意味合いが強いものです。

元気なうちに気心の知れた仲間達と集まってお別れしておきたい、という生前葬を選ぶ方もいます。

自分自身が生きているうちに行うものなので、自分の「死」を見つめるという覚悟が必要です。

自分の死を見つめ考えたときに、それまでに会いたい人は?伝えたいことはないか、言い残したことはないか。

そういった方々に自分で直接会うことが出来る、お礼を伝えることが出来るといったメリットがあります。

式の内容はもちろん招待状の作成から、どんな花を飾るかいうことまで自分で自分の葬儀を行うものです。

実際に自分が死を迎えた後、遺族に葬儀の準備など負担をかけたくないために生前葬を選ぶ方もいます。

また従来の葬儀の形式には囚われませんので費用を安く抑えることが出来る場合もあるようです。

生前葬という言葉自体は知名度が上がってはきていますが、実際に行う方はまだ少ないのが現状です。

従来の形式ではないので香典や服装はどうしたら良いのかと悩むかもしれませんし、不幸を待っているようで不謹慎だと嫌悪感を示す方もいるかもしれません。

もし生前葬への招待状が来たとしたら、その方にとって自分の死を考えたときに会いたい人だということでしょう。

そのうち会えるから・・・と思わずにぜひ参加してはいかがでしょうか。

生前葬を行った後、亡くなられた場合には親族のみや家族葬を行い、生前葬に参列された方々には訃報の通知のみを行うことが多いようです。

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2014年11月9日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:現代終活考

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